ただいまに小さな鍋が出迎える

川柳に出かけて帰宅したら、丁度良いタイミングで鍋がぐつぐつ煮えていました。
湯豆腐の鍋でした。
「お帰り、寒くないか、丁度良かったね、食べよ食べよ」
出掛ける前に作っておいた南蛮漬けなどテーブルに並べて、一人で飲んでいたオットが出迎えてくれました。
1丁の新もめんの豆腐を煮立たさず、静かに火を入れるだけで、鍋の底に敷いた昆布のうまみが回ってきて最高に美味しくなっています。
一緒に炊いた春菊と共に皿に引き上げて、葱とかつお節ととろろ昆布と柚子こしょう、それにそばの返しを垂らしていただきます。
諸々の疲れがふっとんで身体の血が温もって行くのがわかります。
ありがとう・・・ごちそうさま。