携帯デビュー

先々週、労災病院で検査をした結果を聞きにいこうと準備をしていると、オットセイが車で送っていこうと言い出してくれた。
「帰りは早く済んだら連絡してくれ、ちょいとそこらへんで買い物してくるから、あんたの携帯を貸してくれるか、終わったらかけてくれたらええやんか」ということになった。
携帯を買う時は、そんなもん高くつくだけじゃ!今まで通り暮らしとったら必要ない!などと反対をしたものだったのに・・・。
午後の予約で、異常なし、だったから会計を済ませても30分足らずで済んだ。電話を探して、いざかけようと受話器をもった途端、あら?電話番号は?私の携帯の?私は自分の携帯に電話をかけたこともなかった。
横浜の娘に電話をかけてみた、「あんた、お母さんの携帯の電話番号わかる?」待つことかなり、お金が落ちる、小銭を探してほり込みながら祈る思い・・・。わかったよ、と教えてくれた。
自分の携帯の番号を回しながら、今度はお父さんに受話器のつかい方を教えていないことに気が付いた。はじめにかけた時は、お話できない所だと断られた。次はオットセイの元気な声で「お、早いなあ、すぐ迎えに回るわ」に舞い上がった。
本当の、携帯デビューは私だったのかも・・・・。