珍しい尋ねてくれた兄夫婦

急に、富田林のかんぽに来たから寄ってみたいんだけどと丹波の里に住む兄からの電話が、10時半に入る。びっくりしゃっくり、寄って寄って!と叫んでしまった。電話を切ってから、本当に久しぶり、兄弟がここへ訪ねてくれるなんて何年もなかったことだと感激する。そういえば35年程前になくなった父の命日にあたる。父が近くに来た兄を引き合わせてくれたのかもしれない。昼ご飯のことが頭をよぎる。昨日の残り物がいっぱいある。まとめたらいいおかずになる、そばも昨日の打ったのが残っている。
懐かしい対面ののち、テーブルに昼膳を用意する。食べながら、喋る。兄夫婦のもっぱらの関心事は全て、同居している嫁のすることなすことが、気にかかるらしい。自分たちが、無視されているらしいことによる憤りでもある。自分たちが建てた家にいながら嫁に気を使いつつ生活していく辛さを思うとたまらない。話し込む兄夫婦を話し相手に立ち寄ってくれたのかもしれないナとも思ってじっくりゆっくり話を聞く。