姑をふと思い出し10年忌

9月5日に姑が黄泉の国へと旅立ってから、もう10年、早いものだとふと思い出す。姑も料理が好きで、特に巻き寿司は得意中の得意だった。新婚時代に2本の巻き寿司をはるばるバスと電車を乗り継いで持って来てくれたっけ。かじると具とご飯がばらばらになりそうな軽い巻き方で、甘めで美味しかった。私が巻くとご飯を押さえ過ぎなのか固くなり、よくオットセイにおふくろみたいなのがいいと言われながら、作ったものだった。私の母も、遠足の時などよく巻いてくれたので、朝は巻き寿司の端の所をほしいので、巻いている横でキチッと座って他の姉妹に取られる前に食べようと陣取ったものだった。
その姑も我が家の娘が高学年になる頃は、体調を崩し、店屋物の寿司をとりよせることになったものだった。
菜園で、オットセイが取ってきた三つ葉が沢山あったので、今日は姑を偲んで巻き寿司を作ることにした。椎茸、かんぴょう、うなぎ、卵焼き、材料は全て揃っていた。2人分なのが張り合いがない。娘が近かったら持っていくのに・・・。結局お隣さんにも運ぶことにして3合を炊いて5本出来た。余ったら冷蔵庫に入れておいて、電子レンジでチンして蒸し寿司にすると、2度美味しい。