目が回る空き腹にビールの悲劇

句会に出た。終了後興奮覚めやらず15,6人で喫茶店に。ビールがあると聞いてまずはビールを注文、帰宅したら夕食のお付き合いが待っている、おつまみについてきたピーナツのみで乾杯、暑い中美味しかった。それでやめればよかった、ジョッキでお替わりをしてお隣さんで分け合おうということに、ご機嫌でしゃべり、出版賞をもらわれた先生を囲んで、句談議をきかせていただきながら、時は流れた。
帰宅すると、オットセイが「お帰り」とルクルーゼの鍋で「カレーライス」を作って待っていてくれた。「昔山で使ったダッチオーブンみたいやなア」などとご機嫌。昼出る前に作っておいたサラダや魚料理のほかに、テーブルには盛り沢山の夕食が並んでいる午後6時。いただきまあすと出されたビールで二人で乾杯をしてしまった。どうもいけないオットセイが美男子に見えて、家が雲の上の宮殿のように揺れる、くるくるくると目が回り、「寝不足が続いたから疲れたんとちゃうか、寝たらどうや」と優しいオットセイの声に、「そうね、そうみたい」とバタンキューと朝の5時まで寝てしまった。ひと言飲んできたのと言えばよかったけれど、句会に行くたんび飲んでくるのかと思われてもと内緒にした。妻に何の疑いもなく優しかったのがこたえた。これからは飲むのは半分にしとこう。