友人が「ことばは味を越える」の本を図書館で借りて見せてくれたので更新しに出向く。
味を付け足す/味を消す/味を閉じ込める/味を封じ込める/味をガードする/味は逃げる/味を抜く/味を引き出す/味を隠す/味はふくらむなどなど、これに続いてまだまだ味につく言葉の羅列があったり、味にまつわる話が面白い。味の表現方法もテレビなどで食べる前から「お・い・し・い」専門の若いタレントがいるけど、これを読んだらいいのになあと(勿論自分も含めて)反省してしまう本だった。中に作家の食に関する引用がこれまた的を得ていて、へえこんな読み方をしたらいいんだと勉強になる。これがすぐ忘れなければ脳味噌に詰まっていくのだけど・・・。
- 作者: 瀬戸賢一
- 出版社/メーカー: 海鳴社
- 発売日: 2003/02/01
- メディア: 単行本
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