のめりこみ酔って一人で見た歌舞伎

地味なイメージの歌舞伎の券をいただいた。しかも一枚。一人で行く事が心配でオットセイに「行って見る?」と聞いたら即「好かん」と来た。
朝から雨が降っていたので、菜園にも出られないオットセイは「カミさんが留守の時はおでんに限る」と一人で出汁をとったりして下準備にかかっている。私はすし揚げでぎんなんや百合根椎茸など入れて袋を作り、出汁で調味をしただけ。
午後4時からの歌舞伎を前列から6番目で見る。
初春大歌舞伎と銘打って3部作に分かれていて、特に若い扇雀の吉田屋という出し物は凛々しくて惚れ惚れした。お弁当を買って一人で食べても胸に詰まって味もなく、友といる事の楽しさが恋しかった。
友人に言われた事がある「一人遊びが出来る老人にならないと嫌われるんだって」。
よし、今日は一歩進んだ、好かれる老人になるための一人遊びが。