焼いたパン取りにおいでとご高齢

ばったり何年ぶりかで出会ったもう80歳に手が届かんとばかりの友がパンを焼いたから取りにおいでと呼んでくれた。
自転車でいただきに走ると、大きな家屋に1人ですんでいるとか。まだ半年に成るかならないかでご主人様を黄泉の国に送られたそうで・・・家を建て替え老後をユックリしょうとサンルームまで作ったのに・・・。やっと悲しみがいえてきたので、こうして裁縫してるのよ。こうしてシーツも洗ってると。1人に耐えねばならないこれから先のことを思い巡らすといてもたってもいられないと心配に明け暮れていたら、次女ご夫婦が二人の孫と共に同居してくれるようになったんよ嬉しそう。
持参したママレードとパンを交換して帰途に。自分ならどうなる事か。1人で老人ホームに入ることになるかな。いいえやっぱり他人でも顔見知りの多いここがいい。めだかを差し上げたり、花が趣味の友もいる。洗濯物をオットセイが干していたら「どうしたん?病気じゃないかと心配したわ」と電話をくれる隣近所のあの人この人もいる。