それぞれにおせち料理が旅立った

フル回転をして作ったおせち料理も、無事4軒の家へ引き取られていきました。
とにもかくにもホッとして、「ハイ、ビール」と差し出された時のなんとおいしかった事か。
お重は洗うのも大変だからとお弁当仕立てでお持ち帰り願った。(写真は2軒分)。これを4軒分・・・これで年が越せるかなあ。
正味3kgのキントンも、5軒分詰めてもまだまだ余るので、それぞれにお嫁入りしました。
「キントン作った?」「え?そんなん買うもんやわ」「あげるから、待っててね」。つきたての餅を届けてくださった方にも「キントン作った?」「正月はナンもつくらへんの、スーパーがすぐ開くのに、なんで手間ひまかけるん、でもキントンは好きやからいただきたいわ」。「お、大きいなったね、帰ってきたん、小さい時以来やね、一寸待っててね、お母さんにおじちゃんのさつま芋で作ったキントンあげるって約束しててん、渡してね」。キントンの輪が出来た。そうして我が家のキントンはお重詰め以外はなくなった。喜んでいるのはオットセイ。「アレを食べるのが「苦」やがな。なくなってホッとした」。わかっています。知ってても作る大胆さ。
そんなこんなで、大阪のおばチャンとして生きてます。こてこての大阪弁のオットセイと一緒に。
来年も益々、ガンコ度が高くなるだろうこのおっチャンとまるで漫才のように、突っ込みとボケのように、時には陰で舌を出しつつも仲良く暮らしたいと思います。
あと10年で、金婚式なんだなあ。