そぼ降る雨に涼しさも増す手慰み

燃えたコンセントを部屋の隅のゴミ箱に捨て、新品を買おうと目論んでいたのに、・・・雨で暇もあってか思い出したようにオットセイ。
「アレは何処や、コンセント」
「捨てたからね、もうあんなイチャモンのついたもん使いたくないから」
それを拾って彼は、又しても解剖をして治し始めた。
「治しても使わないからね、こわかったんだから・・・」
治すのが何より好きで、もったいない精神で、彼の奮闘は続く。