今週のお題:忘れられない出来事

和歌山の水泳場で、幼稚園年少組の次女と3人で泳ぎに行った時の事(長女は留守番だったのか記憶にありません)、浜でお弁当を食べてのんびりと、日を浴びていました。この幸せ気分を充分に味わって気持ちはまどろんでいます。
その時オットセイが
「あ、れいこんがいない!どうした、一緒にいたんやないんか」
それから、砂をけって二人は捜しました。多くの人に聞いて回りました。
「ああ、いない、どうしたんだろう?」
探している間も高鳴る鼓動、青くなってオットセイの走り回る様を遠く近くに感じながら涙が流れます。
その時、沖に浮かんで消える小さな頭、昼にはビールを飲んでいたはずのオットセイが飛び込みました。その黒いものに向って泳ぎ出したのです。
まさにその時、監視員に連れられて娘が泣きじゃくりながらやって来ました。
今度はオットセイに向って「かえってかえってー」と叫びました。
監視員があそこは
「危険ですよと言うブイです。危険ですよ」
途中で引き返したオットセイに二人で飛びつきました。
足がつったので帰って来たそうで・・・もう。
それにしても夏の水の事故が起こるたんびに、私の命と引き換えてでも娘を助けてと叫んだあのときの緊張感が思い出されます。