カラオケに心のとげを持ったまま

朝から、娘から電話
「お母さん、どうもトッキーが熱らしいの、あいてないよね、カラオケだもの」
すぐにでも跳んで行ってやりたい・・・でも今日は最終日、まだ少し注意されている所があって今日休んだら逃げたかなと取られかねない、そこの声だしだけでもして今年を終えたい・・・と一瞬ひらめいた事は確か、そこを敏感な娘に気取られてしまった。
「昼過ぎなら行けるけど・・・」

「いいよいいよ、気にしないで、どうにかする、保育園が駄目なら託児所にお世話になるかも・・・気にしないでね」
師匠の前で歌っていても気掛かり、そしてやっぱり、「4週教えてわからないならどうしょうもないわな」と言われてしまう、家でならうまく出せてると思ったのに、ビビッてしまう、あがってしまう、震えてしまう、情けない。
トッキー、元気を出してね、その笑顔、ばあばは今度からはすぐにでも飛んでいくからね、唄なんてキャンセルしてもその笑顔に逢いたいから・・・。いろんな思いが交差して涙が出てしまった。
何でこんなことに足を突っ込んだのか、唄って難しい・・・。
そんな時師匠から、
「いけてるやんか、それでええ、引いたらあかん、遠慮はいらん、声を前にださなあかんのや」
今年もこれで歩き始めた声の出せる暮しを無事に終えることが出来ます。