退院の見舞い労力持って行く

長い間、透析をしていた友人が、ついに手の先足の先までも切り落とすと言う大手術をして帰宅しました。
出会うなり私の方が胸に熱いものが込み上げて苦しいのに、
「まだ足に指がある感触よ、ギブスも下駄を履いているかと思う程度なの」
と明るい。
そして、私のハナシばかり聞いてくれる、
「あなたの忙しい暮しぶりを聞いていたら元気が出てくるの」と。
まだ身体が立ってられない、食欲もないけど、働いて帰る息子の為に作ってやれなくて・・・と聞いたので、昨日は餃子を作り50個ばかり持参、今日は昼にお好み焼きを焼いて5枚持っていったら大喜びしてくれました。
手紙を書こうにもままならないので、代筆を頼まれ、律儀な文面に感心し、洗濯を干し、少し拭き掃除をし、洗い物をホンの少し。
半年以上も留守を守っていた若い青年も一際たくましさを増して来て見とれてしまいました。
そしてごめんなさい、花泥棒をしました。
彼女にサクラを見せたくて、一枝ポキンと折りました。
どんなにか喜んでくれるかと持参したら、
「これは、私を見守ってくれたお父さんに上げるわ」
と仏壇に。
彼女のやさしさ、頑張りに・・・これからの幸せのお手伝いを惜しまないつもり、昔からの私の大切な友に。
彼女は今日、私と同じ年になりました。