菜園はまるで仕事になった趣味

 定年まで、大手の鉄工所に勤めていた夫。

定年後は、そば打ちなど食の趣味やゆっくり旅三昧をして、自由に過ごして楽しんでいました。

ある年、市の貸し農園に応募。

初めて、土に触れ、野菜を育てる楽しみ、食べる楽しみを知ったと興奮したのです。その頃は仕事は現役、やすみと言えば家族と菜園三昧、本も本職の方の手引きを懸命に読んで、市の指導員の方に聞くこともなく、頑張っていました。

収穫は期待以上!でびっくり。さっさと食べ、感動ものでした。

二、三年した頃、大きな区画の菜園を仲間から聞き及んで、借りて来ました。市の菜園よさようなら。馴染んだ土にお別れです。

 やって来ました。趣味では済まされないほどの土地に、目が輝いていました。定年後はここが仕事場、いまのサラサラの土になるまで、苦労もあったようですが、有機野菜を作るのが使命とばかり、頑張りに頑張り、今は、土も思ったようになり、仕事、それ以上に頑張っています。

 

 はたらき過ぎたのか、休みなさいという事か、今、ゆっくりと静養しています、病院の一室で。

炎天下、水遣りを買って出てくれたのは、仕事の途中に車で遥々来てくれる娘、休みを利用して、その配偶者と孫、有難う助かってます。

もう、畑辞めたら?と言ったら一括されました、野菜に語りかけるのがいい力を貰えるんだ、辞めないと、病室で腰をさすっている菜園主です

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