念ずれば唄で私の新学期

大きい声ではいえませんが・・・オットセイに背中を押されて、私もいよいよ唄の道を極める事となりました。
「ぬかみそが腐る下手な唄をうたわんでくれ」
「ようそれでカラオケなんぞへ行けたもんやな」
「カラオケなんかは、一回先生に習ったらこつがわかるはずや、こっちも社交ダンスを習ったら、女の子が寄って来たもんや」
そう言われ続けて、ついにカラオケ仲間と一緒にここの先生の所の末席を汚すことになりました。
そうなんです、今日が私の入学式。
はじめから先生は手ごわいんです、容赦なく、
「・・・そうと違う、そこで切る、そこで休む・・・勝手に唄ったらええやろ」
なんだかもう辞めたくなっています。
いつまで続く事やら。