三度のご飯一緒に食べる雨の日は

「なあ、珍しいなあ、三度が三度一緒に食べるって新鮮やなあ」
誰ですか、何歳ですか、こんな事、よくもまあまあしゃあしゃあと。
と言うものの、このところ三度一緒に食べることが叶わなくなってきました。
朝は、6時前から花クラブの花壇の手入れなどで7時半頃までかかり、オットセイはウオーキングから帰宅すると7時15分、朝食の支度をしてくれて1人で食べる。
昼は大体一緒のことが多いけど、彼も病院やシルバーカレッジのOB会やクラス会、編集会議や菜園などなどで留守が多く、私も食べ歩きやカラオケ、その他でかけることが多くなり、料理で来客の日は勿論別、そう言えばベッタリと二人のことは少ない。
夜は、5時すぎには食べ始める健康優良児の彼、私もたまに出かけた折は懸命に帰ってもその時間が過ぎていれば買い物でもして帰りましょうと言う事に。食べ物さえ出来ていればご機嫌です。
娘が
「お父さんて変わったよね、昔会社から帰ったら、全て膳が整ってなかったらすごい勢いで怒鳴って、すぐ箸を持たないとご機嫌斜めになったよね」
今思えば、会社でストレスでもあったのだろうと察する事は出来ても、その当時、急に豹変する機嫌にただおろおろと言われるままに従っていた自分・・・。
娘にしてみればはがゆかったに違いない。
第二の退職の年に大腸がんという手術をして会社を辞めてから、全く変わったオットセイ。
オットセイの手打ち蕎麦と手作りベーコンを共に食べながら何かに「有難う」と感謝しています。