水森かおり安芸の宮島唄ってる

自分に足りない物を補うつもりで挑戦し始めた「カラオケ」。
2曲目がこの「安芸の宮島」。
「声が曲とならなかったのが、やっとどうにか聞けるようになった」とオットセイから。そして「上手上手」とおだてられながら師匠の前に。
今日のマンツーマンで、「そこは休みやろ、ジャンジャンはい!そこで入る、安芸のののは小さくそして宮島は切り立った崖のように歌う、ハッキリ・・・そうや」とか「遅い!引っ張りすぎや、だらだらと唄う歌手やない歯切れよく」とか唄っている曲を止めて懸命の指導についていけない・・・唄う声が震える・・・。ついほろりとにじんできたウルルの涙。この歳になって悔し涙か投げ出したい程自分を悲観しての涙か知らないけれど・・・身体が刺激でビリリとして緊張感がありがたい。連れてきてくれた友人二人は、見込みがあると思うからこそきついんだから頑張ってね、と慰めてくれる。

ここまで来るには、毎日CDから流れる「安芸の宮島」オンリーで耳になじませ、曲にあわせて練習を繰り返して来ました。
オットセイは9時頃から、「お、もう今日は練習なしか」と声をかけてくる。曲をかけると♪♪アキノォミヤジマァシュイロノトリィ♪♪と唄いだし私と合唱となる。
そしていつも最後には「音痴とは唄いとうない、こっちがはずれてしまう」と口が悪い。「そういう自分はどうなのよ」と言いつつ、内心「坊主習わぬ経を読み」と言う事になって曲の取り方が上手なのを認めてしまう。

少しずつ唄える事が嬉しい、森若里子「あなたの古里」も大好きな曲となったし、この「安芸の宮島」ももうすぐ口ずさめる曲となりそう・・・そうして暮しに彩りを添えたい。