タケノコ料理焼酎お湯割り雨の酔い

このところ、焼酎の少しの香りで食事が豊かになっています。
20年以上も前、娘の結婚で婿殿のふるさとの鹿児島へご挨拶に伺った折、それまで焼酎の味が理解できないでいたのですが、ご招待いただいた会席膳を囲みながら、ふと口にした焼酎の美味しかったこと、その味のなんときりりとしまって、その匂いのいいこと、へー焼酎とはこんな味なのかという驚きでいっぺんに好きになりました。当然ですね、今にして思えば焼酎どころなんですから、なんでもその土地にいけばその良さがわかると言いますから。
今日はその鹿児島の「田苑 白ラベル」あっさりした麦です。
彼は相変わらずビールとイモ焼酎です。
タケノコ土佐煮、タケノコの木の芽和え茎わかめのタケノコときのこ煮、タケノコご飯を作りました。
メインは鰆の柚香焼きでその付け合せにわらびの辛し和え、ゴマ豆腐や小松菜の煮浸しやピクルス、蕪酢漬けなどです。
美味しく春をいただいています。

もう一つの酒の肴は私のカラオケの話題。
「それでどうやったんや」
期待してはいないくせに、聞きだしたいんです。
「先週は、自動車教習所で必死に運転しているようなもんや、ゆとりも何もない唄い方や…て言われたけど今日はまあまあ聞けそうやったわ、もっと粘れ、花は普通に嵐は深く!遅くなりかけるからもっと早めに唄えとか言われたわ」
「なかなか褒めてもらえんのは、まだ上達できる希望がある言う事や、続けなあかん」
自分が進めたというだけに聞きたがる、笑いたがる、それでちょいと一杯やりたがる…いいんです、なんとでも料理してくださいな唄という世界があることを教えてもらえたんですから。