宮尾登美子を読みつつひとり酒ビール

朝からオットセイが1泊二日の旅に出た。長野へのそば食べ歩きとか。
昼間は、パソコンで遊んでいたが、夕方人恋しくて高島屋へ、土曜日だからかすごい人、そしてうわさに聞いていた夕方の半額売り尽くしの現場に行き当たった。店員が半額のシールを貼り始めると皆が一堂に集まってきた。ぞろぞろと半額について回る人たちの中でそれまで買っていた、品物まで半額のシールを貼れと差し出している人もいる。寿司も半額、1人で夕飯を過ごす身には何もいらないが、明日の夕食用にワカサギを4パック2000円ほどを1000円で買い、大きいカラーピーマン黄と赤とエリンギを買い、ワカサギをからあげにして、カラーピーマンなどを千切りにして、南蛮漬けをして、オットセイを待つことに。
帰り着いたら、もう夕べのとばりは落ちていた。朝はなんだか1人が嬉しいような気がしたのに、だんだんつまらなくなってきた。
ええい残りもので、飲んじゃえとばかりに、肉じゃがの残りとひじき、茎わかめ、黒豆などあるものを全て冷蔵庫から出して、黒ビールを飲む、話し相手もいないので、オットセイなら怒るだろうけれど宮尾登美子の「記憶の断片」という単行本を出して読みながら・・・。350ccのビールだけでは足りなくて、吟醸酒を冷蔵庫から出してチビリチビリと、なめながら・・・。
ゆったりと時が流れていくのさえ、ひょいと不安がよぎる。もしもオットセイに何かがあったら、こんな日々が否応なく続くのよね。本当にそんなことを考えるとたまらない時間になってきた。もっと本気に生きなくては・・・。そしてオットセイとの会話を今以上に深めなくては。