丹精を込めます打ちます暮れの蕎麦

夫の長年の趣味の蕎麦はもっぱら子供たちの笑顔へ向けて打っているようです。
まずは同好会の制服に着替えてから、気合を入れて、「ハイはじめます!」
美味しい美味しいと言ってくれることが嬉しくて、今年も打ちます年越しそば。
そして横浜へ京都へと出来上がり。


お節料理を作る私と、蕎麦を打つオット、キッチンは今年も賑やかです。

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疲れたのか遅い昼食のあと、目の前が暗くなった・・・とオットが椅子に座ったまんま眠るように意識を失い、頬をたたいたり、ひっぱったりしても、手はだらりとして、息が小さい、その祈るような数分でハタと「救急車」。
「近所の人に助けてもらって椅子からおろし、下に寝かせてください、息が出来なくなくなり詰まります」と救急隊員の怒鳴るような電話の声に、一人で重くなったオットを引きずりおろし、そこへ救急隊員の方々4・5人が入って来られ、何が何だかわからない動転の私たちに、夫の声、
「なにしてんのや、大丈夫や」
「兎に角精密な検査が必要です、火の始末、戸締りをして、健康保険持って、ご主人様の靴と上着、一緒に来て下さい」
はじめてのパトカー、気が付いたものの夫の青い顔が気になりつつ、大病院へ。
色々な検査の結果、大丈夫、一気に無理が来たんでしょう、点滴をしていただいて夕方帰宅しました。
ああ、夫の命が助かった嬉しさ、思わず抱きしめました。