家庭料理の味を皆と人心地

何気ない味がふるさとを感じたり、優しい気持ちになったりする。今日集った4人の人たちと食にまつわる話をしながら作って食べた。
鶏の手羽先と大豆を炊きながら、「家人が鶏だけはいやなんです」という人がいた。「ふるさとの鶏をおじいちゃんが〆ていた思い出があるから食べられないみたい」という。そう言えば父も私達姉妹が小さい頃ご馳走日には家で飼って世話をしていた可愛い鶏をあっという間に〆て羽根を焼き、川原でさばいていた。もう少しで卵になる前の黄色の卵巣や肝は何より美味しかったのを覚えていて鶏が大好き。なのに一方で同じ体験が鶏嫌いになったなんてびっくりしてしまう。(こういう話をすると孫からわらじをはいて学校に行ってタンと又言われそう)
いなり寿司にトッピングをしたり作ったひろうすを焼いてあんかけにしたり、至福の時を一緒に食べる事で過ごす事が出来た。