足ワタ墨はパスタ胴は刺身に


新鮮な烏賊が手に入るとつい塩辛か干物かパスタか刺身と、烏賊大好き人間が考えます。
新鮮この上なしの烏賊に巡り合いました。
「わ、きれい。この烏賊は塩辛にします、このまま頂きます」
と店の人に言ったら、
「出来ます、でも素人には塩辛はおすすめしていません」
帰って、お腹を開いてわかりました。白い虫が皮と身の間にいるのです。
これは、分かる人が見たらわかるというほどのもので、塩辛にする時にこの白い虫がいる時は、新鮮で安全な証拠だと聞いたことがあります。これがないと言う事は、定かではありませんが薬で殺しているか、古いものだと聞いたこともありました。煮たり焼いたりには何の影響もないとの事です。もし生きたまま入ったら少しお腹で暴れる時があるかなーくらいのものでさほど心配はないとの事です、念のため。
虫を丁寧に取り除いて、刺身に。
その残りのワタと墨と内臓は、ベーコン、きのこ、トマト缶、ブロッコリー、玉ねぎなどと一緒にソテーにして、パスタの茹で汁と塩、胡椒やコンソメと味をつけました。
昼からご機嫌で飲みました、勿論黒ビール。
「何でも食べる人間に育って本当によかったな」
とは、オットのひとりごと。